サステナブルファイナンス

サステナブル・ファイナンス

当社は、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速するため、トランジション・リンク・ファイナンス・フレームワーク(以下、本フレームワーク)を策定しています。
トランジション・リンク・ファイナンスとは、脱炭素社会の実現に向けて長期的な戦略を策定した企業が、トランジション戦略に沿った目標設定を行い、その達成状況に応じて財務的・構造的に変化する可能性のある、資金使途が限定されない債券やローンです。
本フレームワークに基づき、トランジション・リンク・ボンドの発行およびトランジション・リンク・ローンを実行しています。
なお、本フレームワークは、独立した外部機関である(株)日本格付研究所(JCR)から第三者意見書を取得しています。

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トランジション・リンク・ファイナンス実行の背景

当社グループはGHG排出量削減目標(Scope1 + Scope2)として、資源循環の取り組みにより排出されるGHGを除いたGHG排出量を対象に2030年度までに2020年度比47%削減することとしています。また、資源循環の取り組みにより排出されるGHGを含めて2045年度のカーボンニュートラルを掲げています。2045年度のカーボンニュートラル実現に向けては、2035年度に電力の再生可能エネルギー利用率を100%とすることを定めています。
これらの目標を達成し、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みをより一層推進することなどに必要となる資金の調達を目的として、トランジション・リンク・ボンドの発行およびトランジション・リンク・ローンの実行による資金調達を行っております。

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トランジション・リンク・ボンド

第38回無担保社債(社債間限定同順位特約)(トランジション・リンク・ボンド)

発行年限 5年
発行額 200億円
各社債の金額 1億円
発行価格 各社債の金額100円につき100円
利率 年0.863%
条件決定日 2023年11月22日
払込日 2023年11月29日
償還日 2028年11月29日
利払日 毎年5月、11月の各29日
取得格付 A-((株)日本格付研究所(JCR))
KPI 再生可能エネルギー電力の利用率※1
SPT※2 2025年度までに再生可能エネルギー電力の利用率30%達成
判定日:2026年8月末
主幹事証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)/みずほ証券(株)/野村證券(株)/大和証券(株)
ストラクチャリング・エージェント 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)
財務代理人 (株)三菱UFJ銀行

第39回無担保社債(社債間限定同順位特約)(トランジション・リンク・ボンド)

発行年限 5年
発行額 150億円
各社債の金額 1億円
発行価格 各社債の金額100円につき100円
利率 年0.856%
条件決定日 2024年4月18日
払込日 2024年4月24日
償還日 2029年4月24日
利払日 毎年4月、10月の各24日
取得格付 A-((株)格付投資情報センター(R&I))
KPI 再生可能エネルギー電力の利用率※1
SPT※2 2025年度までに再生可能エネルギー電力の利用率30%達成
判定日:2026年8月末
主幹事証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)/みずほ証券(株)/野村證券(株)/大和証券(株)
ストラクチャリング・エージェント 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)
財務代理人 (株)三菱UFJ銀行
  • ※1 自社が購入する再エネ電力(他社調達含む)を総購入電力量で除した割合。
  • ※2 Sustainability Performance Target、重要な評価指標(KPI)に関して達成すべき目標として設定。

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トランジション・リンク・ローン

借入額 200億円
借入時期 2024年2月13日
KPI Scope1とScope2におけるGHG排出量削減率
SPT 2030年度までにScope1とScope2におけるGHG排出量を47%削減
(基準年度:2020年度)
(資源循環の取り組みにより排出されるGHGを除く) ※3
アレンジャー (株)三菱UFJ銀行
コ・アレンジャー (株)みずほ銀行
参加金融機関 (株)三菱UFJ銀行/(株)みずほ銀行/(株)日本政策投資銀行/農林中央金庫/(株)八十二銀行/(株)千葉銀行/(株)東邦銀行
ストラクチャリング・エージェント 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)
ローン特性 SPTを達成した場合には、国からの利子補給により最大0.2%の利下げ
  • ※3 経済産業省の利子補給制度に基づき、ローン期間中に複数のSPTsを設定。

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レポーティング

KPIsの実績値およびSPTsの達成状況については以下のとおりです。また、2023年度実績においては、(株)サステナビリティ会計事務所による第三者保証を取得しています。

  2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
再生可能エネルギー電力の利用率 0% 2% 4% 17%
Scope1とScope2におけるGHG合計排出量 935千t-CO2e 949千t-CO2e 902千t-CO2e 887千t-CO2e
Scope1とScope2におけるGHG排出削減率
(基準年度:2020年度)
▲1% 3% 5%

当社の最新のサステナビリティ戦略に関する情報は以下ご参照ください。

三菱マテリアル株式会社, MBS, 株式会社ディ・エフ・エフ, 株式会社トランス・アジア, 株式会社アイディアシップ, KPMGあずさサステナビリティ