Deepening of DX DXの深化

オペレーション強化

オペレーション強化

オペレーション強化

銅加工事業 開発・生産データ活用高度化

銅加工事業のオペレーション強化として、銅製品の生産拠点における歩留まり・生産能力の向上、業務の効率化を目指した製作所の開発生産データの活用に取り組んでいます。
これまで、製作所の各設備からのデータの収集・蓄積、傾向分析に用いるデータ基盤構築、製造条件の最適化のための不良品の傾向分析に関するPoC(Proof of Concept:コンセプトの実証)を実施してきました。
今後は、PoCで得られた結果を踏まえ、製作所のデータを活用した改善活動を効率的かつ迅速に推進するために、「高度分析に向けた現場データ収集・蓄積の拡充」「各製作所におけるデータ基盤活用のエキスパートの育成」に取り組んでいきます。

加工事業 超硬工具の需給管理高度化

加工事業のオペレーション強化として、超硬工具のグローバルな需要供給管理体制の構築に取り組んでいます。
以前から、最終顧客や代理店の需要に迅速かつ適切に対応することや、需給バランスを考慮した最適な販売・生産計画を立案することについての業務上の課題を抱えていました。
これらの課題に対して、DXを活用した需要・供給・物流管理の高度化に取り組みます。既に、2022年度時点で需要管理ツールを導入し、需要予測精度向上の取り組みを開始しており、2023年度は供給管理ツールと体制の整備、グローバル拠点への展開を進めていきます。

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再生可能エネルギー事業 発電所操業高度化

再生可能エネルギー事業においては、クリーンな電力の安定供給という社会責任を果たすために、発電所の操業信頼度の向上が重要なテーマとなります。そのため、当該事業ではデジタル技術を活用した操業高度化に取り組んでおり、自動予測・制御、予防保全、集中遠隔制御を目指し、以下3つのステップを進めています。

  1. 操業情報のデジタル化
  2. データを活用した分析・予測
  3. 最適な運転条件下での遠隔操業の実現

地熱・水力発電においては、発電所5ヵ所における保安・保守の巡視点検業務を紙の帳票からタブレット端末を用いたデータベース記録へとデジタル化しました。また、情報共有の迅速化、傾向・異常分析の容易化にも取り組んでおり、今後は、操業データの蓄積を通じて、操業情報の可視化やシミュレーションによる操業予測・自動化に取り組んでいきます。

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三菱マテリアル株式会社