三菱マテリアル

業務プロセスの変革

当社の業務プロセス変革は、業務の本質を見つめ直し、抜本的な最適化を行う活動です(狭義の「業務効率化」に止まりません)。
多くの事業を営む会社(コングロマリット)は、専業メーカーやオーナー企業に比べて意思決定が遅いと言われますが、当社は多くの事業を営みながらも意思決定の速い、機能的かつ機動的な組織を目指しています。
これらの方針のもと、業務プロセス統括室(通称「業プロ」)において、大きく分けて、「ペーパーレス化・印鑑レス化」「なくす・へらす・かえる(通称「NHK」)」「コミュニケーション・意識改革」「ワンストップ相談窓口」の4つの活動を推進しています。
具体的な取り組みを紹介します。

ペーパーレス化・印鑑レス化

  • 2023年度より、経理伝票をペーパーレス化・印鑑レス化
  • 2023年度より、人事給与関係の従業員からの申請書類をペーパーレス化・印鑑レス化(PCを貸与していない従業員(パートタイマーを含む)にもスマートフォンを貸与しました)
  • Microsoft365をフル活用して、諸々の紙様式を電子化(拠点における各種申請書、日常点検表、操業日報etc.)

NHK(なくす・へらす・かえる)

  • 会議体の統廃合の推進
  • 本社有人受付の廃止
  • 挨拶状・年賀状等の廃止
  • 各拠点で行っている業務の一部をシェアードサービス子会社に集約

コミュニケーション・意識改革

  • 拠点、グループ会社と多面的にコミュニケーションし、困りごとを把握。どのような支援ができるか意見交換。(一部拠点には滞在型支援を実施)
  • 業プロのサイト上で各拠点・グループ会社の好事例を紹介
  • タウンホールミーティングで好事例を紹介、推奨

ワンストップ相談窓口

  • 相談案件を「絶対にたらい回ししない!」を合言葉に、どこに相談したらいいか分からない案件も受付。2023年度の相談件数は400件超
  • 本社において、気軽に(予約なしで)相談できる対面窓口として「業務効率化Café」を毎週開催

業務プロセス変革の概要

業務プロセス変革の概要

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ERP導入による業務プロセスの変革、オペレーションの強化

当社は、国内外のグループを含めて業務プロセス刷新・標準化を行うべくERP(Enterprise Resource Planning)導入に取り組んでおり、先行着手していた会計領域について2024年度から当社単体での運用を開始しました。業務・IT一体で改善・高度化が推進可能な基幹業務プロセスになるよう、全体最適を図り、経営の意思決定に必要な財務諸表データを瑕疵なく迅速に作成・提供し、外部環境の変化(M&A・会計制度・税制度等)に迅速に対応できる仕組みを構築しました。今後は、国内外のグループ会社に順次展開していく予定です。
また、受注販売プロセスの刷新・標準化についても取り組みを開始しており、経営管理、原価管理、営業活動、在庫管理、マスタ管理について、現状の課題とあるべき姿の検討を業務・ITのそれぞれの視点から進めていく予定です。

三菱マテリアル株式会社, MBS, 株式会社ディ・エフ・エフ, 株式会社トランス・アジア, 株式会社アイディアシップ, KPMGあずさサステナビリティ

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