人材育成
教育体系
当社は2022年4月に新たな教育体系を導入しました。この教育体系は、人・組織に関するマネジメントスキルを学ぶ「プロフェッショナル共通研修」、安全・衛生(S)や法令遵守・環境(C)、品質(Q)に関する項目や当社の技術・戦略を学ぶ「MMCコア研修」、「選抜型研修」、「キャリアデザイン研修」、「自己啓発支援制度」から構成されています。特に私たちは、従業員一人ひとりが、自身のキャリアや専門性を自律的に考え、主体的に能力を開発することが重要と考えています。自律的な学習環境を整備、自らのキャリアの振り返りや自らの成長と組織への貢献について再認識する機会の提供、そして各人の役割に応じたマネジメントスキル等を学ぶ研修機会の提供を目的に、オンライン学習動画サービスの提供等を軸とした教育施策の運用を行っています。
こうした教育施策を通じ、私たちは社会や事業環境の変化に柔軟かつ迅速に適応し、チャレンジしていく組織風土の醸成に努めています。また研修の内容自体も、組織の状況やニーズに応じて、今後もアップデートを図っていきます。
教育体系図(単体)
従業員教育の実施状況(単体)
年間教育時間総数
年間教育時間総数(のべ時間) |
従業員1人当たりの平均時間数(年間) |
★118,565時間 |
18.6時間 |
- ※ 上記の教育時間総数は、正社員および非正規社員を対象に算出しています。
- ※ 上記の開示項目は多結晶シリコン事業に属する従業員の数値を含んでいます。
次世代経営人材育成プログラム
2005年度より、経営幹部候補者の育成を目的とした 「次世代経営人材育成プログラム」を設け、経営人材の育成を進めてきました。完全カンパニー制の推進や人事諸施策の変革等を背景に、2022年度よりプログラムを刷新し、より若年層からポテンシャルのある人材を選抜し、従来の研修中心のプログラムではなく、業務経験を重視した育成計画に基づき、部門横断的な全社視点を持った人材の育成を進めています。
執行役後継者候補に占める次世代経営人材育成プログラム選抜者比
当社グループの求めるリーダー像
当社グループでは、リーダーに求められる資質や能力を明確化し、リーダー人材の育成の指針として「当社グループの求めるリーダー像」(リーダー像)を2016年2月に制定しました。
リーダー像の中でも特に重要な要素は「人格と気概」です。当社グループは、炭鉱・鉱山業を事業のルーツとしており、時に生命の危険を伴う現場でも、「従業員の安全と生活を預かる」というリーダーの備えるべき強い使命感・責任感を重視しています。このリーダー像は、当社グループの中において受け継がれてきた普遍的な価値観であり、経営陣の入念な議論を経て制定されました。このリーダー像は、当社の管理職層の評価制度の評価指標に採用するとともに、上位職層に対しては意識改革を促し、グループ内で具現化するよう促しています。