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Environment Protection Technologies 森の守り人

森の守り人(2021年)

2021年

2021年1月

育てる木、伐採する木を決める「選木」について

私たちは、木を健やかに育成し、森の安定性・健全性や木材としての利用価値を高めること、森の中に太陽の光を十分に取り込み、多くの動植物が育つことができる森にすることなどを意識して間伐などの森林整備をしています。

間伐では、育てる木・伐採する木を決める「選木」が、その森の将来の姿を決定づけるため、私たち森の守り人にとって最も大事な仕事となります。
選木では、まず、どの木を育てるのか?という問いからはじめます。根や幹はがっちりと安定しているか?将来の木材としての質を見込めるか?育てる木の種類に偏りはないか?森全体としての多様性が維持できるか?といったことを吟味し、特に育てるべき木を選びます。
次に、その育てる木を大きくするために、太陽光を奪い合っているライバルとなる木を伐採する木として選びます。育てる木の安定性を高めるためや、森全体の環境を急に変え過ぎないために伐採してはいけない木もあり、一筋縄にはいきません。

選木は、私たち森の守り人の中でも意見が割れ、現場でのディスカッションもしばしばです。選木結果に明確な正解はなく、その場で答えはわからないものですが、正しい方向に進んでいるかどうかは、森が長い年月をかけて教えてくれます。

育てる木を吟味する  育てる木を吟味する

育てる木には青テープを巻く 育てる木には青テープを巻く

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2021年4月

「木の卒園証書」の素材として社有林産木材を提供

春は草木が芽吹く季節であり、旅立ちの季節でもあります。

私たちは札幌市にある山林の一部を、保育園の自然体験の場として提供しています。その森でたくさん遊んだ園児たちからも、卒園を迎えた子たちがいます。
保育園では木の板で作った卒園証書を渡すことになり、その素材として私達の社有林の木材を使っていただくことになりました。

オフィス家具製作の際に余った木材(ヤチダモ、ハンノキ)を活用し、地元の工房でカッティング、サンディング(ヤスリがけ)を行い、木目が綺麗に見える板の状態にして保育園に届けました。その後、保育園でレーザー刻印などが行われ、6名の園児に渡されました。

この卒園証書を受け取った園児が何年かたった後に証書を見て、三菱マテリアルの森で遊んだことを思い出してもらえるような卒園証書となれば嬉しいです。

私たちは社有林材の有効活用を通じた地域貢献について、これからも考えていきたいと思います。

証書授与の様子 証書授与の様子

木の卒園証書(縦200mm×横230mm×厚50mm) 木の卒園証書
(縦200mm×横230mm×厚50mm)

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2021年7月

「マテリアルの森」公式Instagramアカウントを開設!

マテリアルの森での環境保全活動の推進に加え、森林の美しさや楽しさを発信することも、私たち森の守り人にとって非常に大事な仕事のひとつです。

環境イベントや自然体験フィールドの開放、木材やクリスマスツリーの提供などを通じて地域の方々にマテリアルの森の魅力を発信する一方で、私たちが日ごろ森林を管理するなかで出会う風景や可愛らしい動植物などについても、より多くの方々と共有したいと思い、このたび、マテリアルの森の魅力や私たちの森づくりの様子など発信する公式Instagram(SNS)を始めました。

公式Instagramでは、森の守り人ならではの臨場感あふれる視点で森の様子をタイムリーにお届けしていきます。皆様の日常のちょっとした時間に森林浴をしているような感覚で、森のリラックス効果や楽しみ、新たな発見などをお届けできれば幸いです。
私たちは今後もマテリアルの森と皆様とのつながりを深め、より一層森林の価値を提供していけるよう努めていきます。

「マテリアルの森」公式Instagramアカウント 「マテリアルの森」公式Instagramアカウント

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2021年10月

全国育樹祭式典行事に出展

2021年10月10日、北海道で開催された第44回全国育樹祭式典行事「おもてなし広場」にマテリアルの森の取り組みを紹介するブースを出展しました。全国育樹祭は、皇族殿下による木のお手入れや、参加者による育樹活動を通じて、森林に対する愛情を培うことを目的に毎年開催されています。今年度の式典は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して約700名の参加者で開催され(当初予定では5,000名)、秋篠宮ご夫妻はオンラインでご覧になりました。

マテリアルの森のブースでは、北海道森町と協定している森町有林風倒被害地復旧活動や、マテリアルの森全般における森づくり、生物多様性の保全、木材の有効活用事例、社有林資源を活用した地域貢献の取り組み等のポスター展示と、マテリアルの森のイメージムービーで、当社の環境活動を紹介しました。
また、北海道が認定する、木育を普及させる専門家である木育マイスターの方と共同で、マテリアルの森の間伐材を使った木製コースターづくり体験も実施し、多くの方に楽しんでいただきながら、木の種類で異なる質感や重さ等も感じてもらいました。

今後もこのようなイベントに積極的に参加し、マテリアルの森をより多くの方に知ってもらい、楽しんでいただく機会を作っていきたいと思います。

展示の様子 展示の様子

木製コースターづくり 木製コースターづくり

参加者で賑わうブース 参加者で賑わうブース

三菱マテリアル株式会社, MBS, 株式会社ディ・エフ・エフ, 株式会社トランス・アジア, 株式会社アイディアシップ, KPMGあずさサステナビリティ